ワークショップ：
H. pylori感染胃炎の内視鏡診断の進歩
2013年「内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者」に対して，H. pyloriの除菌治療が保険適用され、臨床では，まず内視鏡でピロリ菌感染の有無を判断することが求められている。日常遭遇する内視鏡所見からH. pylori感染状態を推察できる胃炎の京都分類の提唱、新たな画像強調観察を用いた内視鏡診断法など、胃炎の内視鏡診断は急速に進化してきた。また、胃全体を広く評価できる内視鏡は、組織診断に比べ，より実際的な胃癌リスクの評価が可能である。本シンポジウムでは，「H. pylori感染胃炎の内視鏡診断の進歩」をテーマに、日常臨床での胃炎診断の現状や新たな胃炎の評価法、胃癌リスク評価などオリジナリティにあふれる演題を広く募集したい。ただし、応募にあたっては，使用した内視鏡モダリティとピロリ菌感染診断法を明確にすることを求める。